中身が見えない不思議な箱

今回はインターネットで見かけたとてもユニークな紙箱をご紹介します。

3M スコッチのテープを入れる箱で2014年のクリオ賞(CLIO Awards) デザイン部門 銀賞を受賞したパッケージです。

※クリオ賞(CLIO Awards) カンヌライオンズ、One Showと並ぶ、世界最高峰の広告コンクール。1959年に設立。 その名前は、芸術の女神ムーサイのうち、歴史を司るクリオに由来する。1999年からはインターネット広告部門も新設。ウィキペディアより抜粋

中身の商品はラッピングの際に包装紙や紙袋に貼ったり、封をする際に使うテープで貼るとほとんど見えなくなり美観を損ねることのない特徴を持ったテープです。

国内の3Mさんの商品ではこちらが同じ物か近い商品ではないかと思います。

箱の概要は以下の画像の通りです。

箱の概要 ※クリックで拡大します。

貼ると見えなくなるテープということで箱に商品が入っているはずなのに外から商品のテープが見えないパッケージになっています。

トリックの仕組みは窓付きの箱が両面印刷になっていて中にななめに鏡のような素材を入れて裏面の印刷を鏡に映しているようです。

鏡に背景が映っているので空間が広く見えて商品が入っていないように見える構造ですが実際に設計するとなると箱サイズと背景の絵柄の関係や鏡の角度など色々な要素が絡み合って非常に難しそうです。

量産する場合は窓付き、ヘッダー(吊り下げる穴の部分)の紙箱に鏡の組合せで作れそうなので量産適正も兼ね備えた非常に面白いアイデアとデザインのパッケージです。

特殊な形状や仕様のため通常の紙箱の製造プロセス、機械での加工ができず手貼り、内職加工で作ったような箱も見かけますが納期が長くなり、コスト高、手作業による個体差など問題が生じます。

手貼り、内職加工の箱も喜んでお引き受け致しますが紙箱は工業製品である以上、量産適正を備えた構造でコスト、品質などのバランスが取れていることも非常に重要なことだと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*