紙箱の種類別 表面加工の種類

紙箱の表面加工

表面加工は印刷の後加工としてツヤ出し・ツヤ消し・耐摩性・色落ち、色移り防止などのために施します。

表面の耐久性アップのほか、高級感も付与することができます。

OPニス(ツヤ・マット)

OPニス(Over Print ニス)は印刷面にニスを塗布して色落ちを防ぐ表面加工で通常の微光沢のニスとツヤを抑えるマットニスがあります。

印刷と同じ工程で加工できるので安価ですが、ニスの層が薄く、ツヤ出し、ツヤ消し効果は弱めです。

色落ち防止効果はツヤ、マットも同程度ですが、こすれ・傷はツヤの方が目立ちません。

UVニス

UVニスは有機溶剤を含まないニスを厚めに塗布してUV(紫外線)で硬化させる表面加工です。

OPニスより低粘度で層が厚いのでPP貼りやプレスコートのように強い光沢感を出すことができます。

ビニール引き(ツヤ・マット)

ビニール引きはビニール系合成樹脂を印刷面全体に塗布して熱で乾燥させる加工でツヤ出しと耐摩擦性をアップすることができます。

ツヤ消し効果のある樹脂を使ってマットに仕上げることもできます。

小ロットの印刷紙器におすすめの加工です。

※ツヤ感はOPニスと同じ位です。

プレスコート

印刷面全体に熱硬化樹脂を塗布してローラーで熱プレスして光沢を出す加工です。

耐摩擦性はPP貼りのほうが上ですがUVニスやPP貼りのような光沢が出て、尚且つ安価で接着適正も良いため印刷紙器に適しています。

マット・上質系、135kg以下の薄い紙には加工できません。

 PP貼り(グロス・マット)

PP貼りは印刷面全体にフィルムを貼る加工でグロスは強い光沢、マットはツヤ消し効果・耐摩擦性・フィルムの質感が特徴の表面加工です。

紙の質感は無くなりますが高級感は申し分ありません。

PP貼りは赤が増して色が濃くなったように見え、マットPPは色がぼやけた感じや白っぽく見えます。


※PP貼りはセロテープ、マットPPはメンディングテープ(3Mのつや消しセロテープ)を適当な印刷物に貼ってみるとイメージしやすいと思います。

紙箱の種類別 表面加工

紙箱の種類ごとに可能な加工、おすすめの加工をご案内いたします。

  • 印刷紙器

キャラメル箱や底ワンタッチなど厚紙に印刷するタイプの紙箱には以下の表面加工が可能です。

  1. OPニス
  2. ビニール引き
  3. プレスコート
  4. PP貼り

強い光沢は必要無く、色落ちを防止したい場合は小ロット2000個以下の場合ではビニール引き、2000個からはOPニスがお勧めです。

ツヤを出したい場合はプレスコートかPP貼りを施します。どちらもピカピカしたつや感なので予算と質感からお選び頂きます。

PP貼りは最もコストのかかる加工なので大きい箱の場合は特に単価アップに繋がります。

ツヤを出したいがコストを抑えたい場合はプレスコート、コストがかかってもフィルムの高級感、質感を必要とする場合はPP貼りを施します。

  • 貼箱

貼箱には以下の表面加工が可能です。

  1. OPニス
  2. UVニス
  3. PP貼り

色落ち防止にはOPニス、艶出しにはUVニスかPP貼り、つや消しにはOPニスのマットかマットPP貼りを施します。

小ロット50個、100個の場合は表面加工無しでの制作も多いです。

※UVニスは折り目、角が濃色の場合、割れが目立ちます。

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