印刷の色が不安定で色味が変化してしまう「転びやすい色」
- 2021.04.20
印刷には色が不安定で、微妙に色味が変化してしまう不得意な色があり、「転びやすい色」と呼ばれています。 CMYの掛け合わせで作られた色全般に微妙な色味の変化は生じるのですが、特にCMYを同程度に掛け合わせたグレーや焦げ茶、ベージュ、濃い色、紫系などが色の安定しない「転びやすい色」です。 転びやすい色を含むデータは色校正と本番、初回と再版、同一ロット内でも色が変わってしまう可能性が高いです。 部分的に […]
印刷には色が不安定で、微妙に色味が変化してしまう不得意な色があり、「転びやすい色」と呼ばれています。 CMYの掛け合わせで作られた色全般に微妙な色味の変化は生じるのですが、特にCMYを同程度に掛け合わせたグレーや焦げ茶、ベージュ、濃い色、紫系などが色の安定しない「転びやすい色」です。 転びやすい色を含むデータは色校正と本番、初回と再版、同一ロット内でも色が変わってしまう可能性が高いです。 部分的に […]
色校正は本番の印刷前に色、印刷内容を確認するために行う見本印刷のことです。 本番同等の仕上がりの本機校正、本番の紙・インキを使った平台校正、低コスト短納期で仕上がりイメージを確認できる簡易校正 デジタルプルーフの解説です。 色々な色校正 本機校正・平台校正・簡易校正 色校正には色々な印刷方法があります。 本番の印刷機で刷る本機校正、色校正用の印刷機で刷る平台校正、デジタル印刷機で刷る簡易校正があり […]
箔押しは銅版の熱と圧力で箔を紙に転写する加工で金属光沢を表現できるため高級感を付与できます。 ハンコや版画のような原理なので印刷とは性質が異なりデザインの際には注意が必要です。
風合い、質感を生み出すエンボス加工 エンボス加工はローラーで加圧して紙に凹凸模様を付ける加工です。 通常の印刷紙は平滑ですが印刷後にエンボス加工を施して表面に凹凸模様を付けることで質感に変化を与え、印象を変えることができます。
表面加工は印刷の後加工としてツヤ出し・ツヤ消し・耐摩性・色落ち、色移り防止などのために施します。 表面の耐久性アップのほか、高級感も付与することができます。
色校正とは本番の印刷前に色、印刷内容を確認するために行う試し刷りのことです。 本番で使用する紙を使って色校正を行うことで事前に完成時の色、全体のイメージを確認することが出来ます。 印刷仕様の紙箱で仕上がりの色が気になる場合は必ず必要になる作業です。
今回は紙箱のデザインデータにたまに見られるデータ不備、設定ミスについてです。
特色印刷 前回の【デザインデータ制作】 網点についてに続いて今回は特色インキでの印刷について解説します。 プロセス4色の掛け合わせで紙箱の地色を印刷すると色差が生じやすいことを前回解説しましたが今回は色差を最小限に留めるために特色を指定する方法とメリット、デメリットについてご説明いたします。
濃淡を調整する網点 デザインデータを制作する際に同じ色で濃淡を付けるケースが良くあります。 例えばある絵柄の色をK(黒)100%の真っ黒にして異なる絵柄はK(黒)50%を位に薄くしたグレーにしたいといったケースです。
貼箱にロゴ、文字を入れる場合、全面デザインの場合は印刷、ワンポイントには箔押し(ホットスタンプ)がよく用いられます。 小ロットから対応可能でオリジナルデザインの箱に仕上がること、高級感を付与することができることなどの点から貼箱にはよく印刷や箔押しが利用されています。 貼箱は構造と製造工程上、ズレが生じるので箔押し、印刷のレイアウトには注意が必要です。