完成後に生じる反りや膨らみ

紙の反り

すべての商品は「紙」で出来ているので、紙の性質上、温度・湿度の変化によって反りや膨らみが生じます。

壁のポスターやカレンダーの端が軽くカールしていたり、ブックスタンドや机の上にある書籍の表紙や届いたハガキが反っていたり、身の回りでも良く見られる現象です。

目次

様々な条件で生じる反り

「納品時はまっすぐだったが反ってきた」・「サンプルは反っていなかった」等の相談を受けることがありますが、原材料の水分量や原紙の完成から加工・納品までの温度・湿度変化、保管状況など様々な条件が影響して商品に反りが生じる場合があります。

これは紙の性質上、避けることが出来ません。

通常は長期間の保管でも使用上、支障が出るほどの反りは生じませんが、保管の際は日の当たらない、なるべく温度・湿度変化の少ない場所での保管をお願いします。

印刷紙器の場合は板紙1枚の部分が多いので紙目の方向に反りが出ます。

下の画像 スリーブ(筒状ケース)は間口の長辺側に反りが出やすいです。

スリーブの反り

下画像 台紙の場合は紙目に沿って反ります。(画像の手前から奥方向に紙目)

台紙の反り

下画像 貼箱は板紙を直角に立ち上げて箱型にしているので紙の反発で側面が膨らみます。

箱をひっくり返して見た時、長辺側のほうが、膨らみが目立ちます。

貼箱の反り、膨らみ

下画像 表紙貼りは表紙部分が反りやすいです。

表紙の反り

下画像 ブックケースは間口の長辺側が膨らみやすいです。

ブックケースの膨らみ

これらの現象は避けられませんので予め、ご了承ください。

撮影などでどうしても気になる場合は、折りシワに気をつけながら、反りと逆に曲げてクセを取れば、ほぼまっすぐになります。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次