印刷紙器とは
- 2013.06.06
- 紙箱(サック箱など化粧箱全般)

印刷紙器は組み立て式の紙箱の総称
印刷紙器とはコートボール(マリコートなど表が白、裏がグレー)や白板紙(newDV、newピジョン、タフアイボリーなど両面白)に印刷、表面加工を施し、抜型で型抜き、のりしろ部分を接着して完成する紙製の箱、紙箱(化粧箱)の総称です。
数量が多い場合は単価が安く、短期間で納品が可能な紙箱です。
代表的な形式は以下の通りです。
キャラメル箱
このような形状の紙箱をキャラメル箱と呼びます。
フタ側、底側とも同じ形状でベロ部分を箱の内側へ差し込んで箱型にします。
下組箱(地獄底)
このような形状の紙箱を下組箱もしくは地獄底と呼びます。フタ部分はキャラメル箱と同じベロ差し込み式ですが底部分が異なります。
4辺を順番通りに組むことで底がロックされて箱になります。接着加工を行わないので単価はキャラメル箱と変わりません。
底面がキャラメル箱より平らなので底面を下に立てて箱を陳列する場合や底面が下になる向きのデザインの場合に適しています。
底ワンタッチ箱
この形の紙箱を底ワンタッチ箱と呼びます。フタはキャラメル箱、下組箱(地獄底)と同じ差し込み式です。
底ワンタッチ箱は底面は2か所を接着してあり、平らな状態から箱を引き起こすだけで底がロックされて箱になります。
商品のセット作業が楽になり手間を軽減できます。
サイドののりしろ、底面2か所の合計3か所を接着するのでキャラメル箱、下組箱より単価は高くなります。
スリーブ
スリーブは消しゴムのケースのような筒状パッケージです。差込口とその対面側が抜けているので通常の紙箱とは用途が異なる場合が多い形式です。
貼り箱の保護カバーなどスリーブ単体ではなく他の箱などと組み合わせて使う場合もあります。
展開寸法が小さく、接着はサイドののりしろ部分のみなので上の形式と比べ最も安い形式です。
組立箱(C式)
商品を入れる側(身、底)とフタが別々になっていてフタを被せる形式の箱をC式組立箱と呼びます。
フタを開けると商品全体が見えるので商品詰合せなどのギフトボックスなどに利用されます。
接着加工が必要ないので単価は安く抑えることができます。納品時は平らなので嵩張らず必要な時に使う分だけ組み立てて使うことができます。
組立箱(N式)
フタが繋がった形の組立箱をN式と呼びます。C式と同じく接着加工の無い組立式です。
材質にEフルート(E段 1.5mm厚段ボールシート)を使うと商品発送にも利用できる紙箱です。みかん箱のようなA式段ボールより見栄えの良い発送段ボールになります。
※A式段ボール箱のような大きいサイズは構造上、お作りすることが出来ません。
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