貼箱の印刷・箔押しレイアウトとズレ

貼箱にロゴ、文字を入れる場合、全面デザインの場合は印刷、ワンポイントには箔押し(ホットスタンプ)がよく用いられます。

小ロットから対応可能でオリジナルデザインの箱に仕上がること、高級感を付与することができることなどの点から貼箱にはよく印刷や箔押しが利用されています。

貼箱は構造と製造工程上、ズレが生じるので箔押し、印刷のレイアウトには注意が必要です。

特に小ロット500個以下の場合、手貼りで製造するため印刷・箔押し済みの貼り紙と芯ボールで作った箱(中芯)、2つの部品を貼り合わせる際にズレてしまう場合があります。

貼り加工の前段階の断裁・箔押し・芯ボールの罫線入れなども同様にズレが生じる場合がある工程です。

これらのズレは仕上がった際に印刷・箔押しの位置や箱内側への折り込み巾に影響します。

下の画像はフタの天面、右から3mm、上から3mmの位置にレイアウトした箔押しが右に1.5mmズレた場合を縮小したイメージ画像です。

箔押しのズレ1

僅か1.5mmのズレですが余白の幅が上は3mm、右が1.5mmと倍の差になっているためズレが目立ちます。

次の画像は右から8mm、上から8mmの位置に箔押しをする場合で同じく、右に1.5mmズレたイメージ画像です。

箔押しのズレ2

こちらはズレが生じたことで上の余白が8mm、右は6.5mmになっていますが上と右の余白にそれほど差が無いように見えるためズレが目立ちません。

1.5mmのズレと仮定して解説しましたが大きいズレ幅と感じるでしょうか?

たとえば断裁加工で0.5mmのズレ、貼り加工で1mmずれると1.5mmのズレ幅となります。

断裁は紙の収縮の影響やある程度の枚数を重ねて切るため僅かなズレが出ます。手貼り加工はベルトコンベアーで流れている貼り紙に手作業、目視の見当合わせで接着するため1mm位の個体差、ズレが生じます。

そのため、1mm、2mm位のズレは十分起こりうる現象です。

だた、同じ方向にずれると仮定しての話で実際は断裁で右に1mmずれて、貼りで左に1mmずれた場合、結果としてはピッタリに、断裁で右に0.5mmずれて、貼りで左に1.5mmずれた場合は1mmのズレに収まります。

量産の際は上下、左右あらゆる方向にわずかなズレが生じるわけですが、端ぎりぎりに箔押しや印刷をレイアウトしなければ殆ど気にならない製品に仕上がります。

特にズレにシビアな貼箱の場合は所定の大きさの紙に印刷、断裁しないで抜型で型抜き、貼り加工はセンサーを用いた機械貼りとすることでズレを最小限に抑えることが出来ます。

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