印刷の色が不安定で色味が変化してしまう「転びやすい色」

印刷の色が不安定で色味が変化してしまう「転びやすい色」

印刷には色が不安定で、微妙に色味が変化してしまう不得意な色があり、「転びやすい色」と呼ばれています。

CMYの掛け合わせで作られた色全般に微妙な色味の変化は生じるのですが、特にCMYを同程度に掛け合わせたグレーや焦げ茶、ベージュ、濃い色、紫系などが色の安定しない「転びやすい色」です。

転びやすい色を含むデータは色校正と本番、初回と再版、同一ロット内でも色が変わってしまう可能性が高いです。

部分的に使われている場合は通常、ほとんど気になりませんが、広範囲に使う場合(箱の地色やカードの裏面等)は注意が必要です。

色が転ぶのを軽減する方法

データ制作時にグレーはなるべくKのみで、その他の色はCMYのみで色を表現せず、Kを混ぜることで色を安定させることができます。

Kを混ぜない場合はCMYのうち、1~2色のみで制作してください。

グレーの場合

上の色は「転びやすい」なので、

 

 

Kだけのグレーに置き換えるか、C+K、M+Kの配色が安定します。

濃い色の場合

濃い色はCMYのみにせず、

Kを加えると比較的、安定します。

同じ要領で緑系はCYもしくはCY+K

青・紫系はCMもしくはCM+Kにすると安定した印刷が可能になります。

特色インクの使用

印刷費はアップしてしまいますが、特色インクを使用することで色を安定させることができます。

DICカラーガイドの色とは用紙の違いや諸条件で、まったく同じにはならないので、本機校正での確認をお勧め致します。